IROE
色絵 先週は江戸時代の植物画についてお話しましたが、今週は江戸時代の色絵という焼き物について。今、出光美術館で開催されている展示を観に行ってきました。 色絵とはそのころ花開いたカラフルな焼き物のこと。狭義では釉薬をかけて焼いたあとに、色絵の具で文様を描き、錦釜と言われる小型...
Natural History
江戸時代の博物誌 17世紀から19世紀にかけて、日本とオランダの文化交流は、今日の植物学にとって、とても深いつながりです。 わたしは日本の植物画が大好きです。繊細なのに、とても躍動的でダイナミックな構図。色の美しさ以外にも写実的を超えたエネルギーを感じます。...
NAGEIRE
投げ入れという世界をご紹介したくて。 成城にある猪股庭園で年に2度ほど展示される投げ入れのお花の世界。 いけばなとは違うそのこころに触れて、いつも穏やかさを取り戻します。 投げ入れはこころに留まった花を摘み、そしてその花をそっと水に放つという自然の流れの中で花を生けていく世...
New Years Decorations
迎春 明けましておめでとうございます。 今回はお正月を迎えるにあたって私たちが準備するお飾りについて少しだけご紹介しようと思います。お正月は年神様という新年の神様をお迎えするための行事です。年神様がおうちにやってきて、私たちに生きる力と幸福を与えてくださるのです。...
詩
精神の進化の果てを夢見て スティーブ・ヴァンデンドルプの作品を見て 精神の進化の果てを見てやろう 純粋なるアートごころ 決断の直線が引かれ 覚悟の曲線が潔く交わるとき アルモニア 調和の願いが叶う 赤と黒 異うふたつが混じわるとき アルモニア 調和の願いが叶う...
NENGAJO
年賀状 今回のテーマは年賀状。ということで、年賀状の歴史を初めて知りました。なんと日本で初めて年賀の書状が取り交わされたのは7世紀後半のことだということですが、残念ながら史料は残っていないそうです。 平安時代後期に、藤原明衡という...